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漁翁島灯台

漁翁島灯台

漁翁島灯台は元の名を「西嶼灯台」と言い、澎湖列島西嶼郷外垵村漁翁島の西南端の高台に位置します。漁翁島は旧名を「西瀛」と言いましたが、16世紀にオランダ人によって「漁翁之島(漁師の島)」と呼ばれるようになりました。面積は17.8380平方キロ、海抜は52メートル、澎湖列島の三大島嶼の一つです。周囲の島よりも海抜が高いため、300年あまり前には台湾と福建、廈門間の航海における重要な指標となっていました。

漁翁島灯台は花崗岩台地にあり、底部の直径は約2.5メートルです。灯台の上端は下端よりやや細く、灯台上部と灯台本体の高さは約1対2という比率で建設されています。灯台内部には鉄製のらせん形階段があり、上にはアーチ形の鋳鉄製ほやと風力計が設置されています。灯台の外側には地面から6.3メートル離れたところに、鉄製円管の手すりで囲まれた作業台があります。灯台の高さは11メートルで、上の灯の高さは地面から60.7メートルです。

 

灯台の隣には石造りの洋館があり、内部は二階建てとなっています。屋根は緩やかな四面造りで、玄関の上には軒先が出張り、窓はフランス式です。ヨーロッパ風の建築スタイルとなっています。漁翁島灯台には汽笛のほか、清国時代中期に設けられた三つの鋳鉄砲台や火砲台も残されています。

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