鴛鴦窟は望安島上の北東部に位置する天然の山谷地形で、その昔、たくさんのおしどりが水遊びをしていたことから、この名前が付けられたと言い伝えられていています。また外海には馬の鞍に似た形の馬鞍山嶼があり障壁となっています。ここは日本統治時代、日本軍が海軍基地を設けた場所で、日本軍が弾薬庫や防空壕として用いるために、望安と将軍の両島の住民たちを使って穴を掘らせましたが、工事が完成する間近に終戦を迎え、遺棄されてしまいました。今では洞窟のほとんどがすでに崩れてしまいましたがその中でも「蔵軍洞」は歴史遺跡として残っています。
アクセス情報
23°21'26.71200"N 119°30'1.69200"E