1994年、人工衛星追跡機を付けた一匹のアオウミガメ「望安一号」が澎湖列島の望安嶼を出発しました。台湾海峡を経て、東海の陸棚を乗り越え、九州の南部に到着。そして、3年後、3400キロの道のりを越えて、再び澎湖へと戻ってきました。これは台湾におけるウミガメ生態の研究上、重要な記録となりました。
台湾本島のいくつかのビーチではウミガメの上陸・産卵記録が確認されていますが、現在はごくわずかな地域に限られています。中でも、澎湖県望安郷の保護区は、比較的数量が多く、安定したアオウミガメの産卵地となっています。
望安嶼の東南にはウミガメを模したデザインの建物があります。ここが「望安アオウミガメ保育センター」です。館内では、望安の自然生態を見ることができます。渡り鳥や保護対象となっている生物が次々と登場し、もちろん主役である「アオウミガメ」も沢山見ることが出来ます。ここでは鳥や亀のを種類や特徴、分布環境に分けて説明しており、飽きることはありません。
アクセス情報
23°21'53.87264"N 119°30'24.92428"E