西嶼は澎湖本島の西側にあることからこのように呼ばれていますが、別名「漁翁島」とも言います。それは、むかしから台湾海峡の漁獲がとても豊富で、数多くの漁船が西嶼西側から海に出て操業したことに因んでおり、かつてはヨーロッパ人の澎湖群島に対する名称でもありました。
漁翁島ビジターサービスセンターは、澎湖跨海大橋の西嶼側にあります。センター内には数多くの展示があり、専門的なガイドが西嶼の文化や風情を解説してくれます。楼上の展望台に上ると、跨海大橋の全貌を眺めることができます
ビジターサービスセンターの向かいには、西嶼郷老漁翁の銅像があります。この西嶼に建てられて30年以上を数える銅像は、西嶼における漁業のを象徴するものでしたが、毎日日にさらされ、潮風を受けたことで像がさびてしまい、2021年につや出しの研磨を受けた後、元の姿に戻りました。
このほかに、ビジターセンターの前方には芸術家・洪易為さんの手による「魚躍有余」と題した彫塑が飾られています。ピンク色で目立つこの作品は、澎湖県の魚モヨウハタをテーマとしており、澎湖の文化や自然、生態、希望などを盛り込むことで、澎湖の海洋生態環境を人々に伝えています。
アクセス情報
23°36'19.65600"N 119°30'49.21200"E