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世界の舞台で輝く澎湖─ランドアート「嗨鼠」が国際的デザイン大賞を受賞!
111-09-04 資訊組 310
 澎湖国家風景区管理処が白沙郷後寮村の南埔廟横の臨海休憩スポットに設置したランドアート「嗨鼠」(Hai-Chu Dolphin)は、公開後より写真撮影やSNS投稿をする各地からの観光客で賑わっています。同作品は芸術家の洪易氏が手掛けたもので、イルカをネズミと一体化させたフォルムが、イルカに対する従来のイメージを覆します。作品の表面には染付風のデザインが施されており、澎湖特有の見所、動植物、史跡、船釣りやダイビングなどのアクティビティが描かれています。この文化的意義に富んだ愛嬌のある印象的な作品を、観光客に気軽に楽しんでもらえるようにと、サイクリングコースの休憩スポット横に設置されました。そばの空き地の床には、芸術家の黄柏維氏が創作した「澎湃有青」(台湾語で「新鮮なごちそう」という意)と題する円形のタイル装飾があります。同じく染付風のデザインで、澎湖の伝統建築によく使われる柄物タイルに、天人菊、サボテン、石滬、海の生き物など澎湖特有のシンボルを取り入れ、新旧の融合により、地元の芸術文化に生き生きとした生命力を吹き込んでいます。このランドアート作品は、世界のデザイン業界で高い国際的評価と影響力を持つIAAインターナショナル・アワード・アソシエーション、その傘下のミューズ・クリエイティブ・アワードのグローバル受賞リスト「ランドスケープデザイン」部門において、金賞に輝いています。
イルカは澎湖地元の発音で「hai-chu」と呼ばれますが、それには優れた上質な場所という別の意味もあります。そこで、設計者側はイルカとネズミから着想し、自転車旅行に合わせたウェルカムマスコットとして、コミカルで活発な「嗨鼠」を作り上げました。ボディに描かれた模様は、澎湖の文化と特色の縮図になっており、観光客に楽しんでもらえるだけでなく、地元民の心の共鳴を喚起することもできます。最大の特色は、中華圏の人々に喜ばれる要素や寓意が多数含まれていることです。染付風の外観から、作品の仕様、図柄の内容に至るまで、どれも東洋文化と密接な関係があります。染付は東洋の色彩に満ちた芸術様式である上、染付の青は澎湖の島の風景とも呼応しており、海と空に溶け合う作品のたたずまいから、SNS投稿スポットとして地元民や観光客の間で話題を呼んでいます。日差しを受け、口先にカラフルなボールをのせた活発でコミカルな「嗨鼠」は、童心たっぷりの笑顔が印象的。中国語の「発」(財を成す)に発音が似た、縁起の良い数字「8」も作品に取り入れられています。また、澎湖のすべての特色が描かれた作品の図柄も見所です。澎湖は面積が広くないものの、双心石滬、アオウミガメ、灯台など豊富な文化と独自の資源があり、そんな澎湖のご当地文化を表現した「嗨鼠」は、地元観光産業の活性化を促す重要な役割をも果たしています。
 
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