9月24日に華々しく開催された「2022澎湖風を追うミュージックフェスティバル」。そのフェスティバル全体を美しく飾った光環境デザインが、アメリカInternational Award Associate主催のTITAN Property Awardsランドスケープデザイン(新)-ランドスケープリノベーション部門でなんと金賞を受賞、澎湖が再び世界の舞台に躍り出ました。2022澎湖風を追うミュージックフェスティバルの「美しい風景」をテーマとした光環境デザインは、「風を追う」をコンセプトに音楽やイルミネーションアートを澎湖の特色のひとつ「東北季風（北東から吹き付ける季節風）」と融合させ、非常に風情のあるロマンティックな景観をつくり出し、開催一回目にして早くも世界における高い評価を獲得しました。
2022澎湖風を追うミュージックフェスティバルでは、澎湖の特色のひとつである「海の風」をイベントの魅力として打ち出し、ミュージックフェスティバルと光環境を用いて、澎湖のライトフェスティバルを初めて「風・光・音楽・物語」を融合させた新しい形のイベントへと生まれ変わらせました。光環境のデザインは澎湖の「風」と「光」からインスピレーションを得、光で描くラインアートを主軸とし、ネオンライトとオブジェを組み合わせて色とりどりの煌びやかな光の絵を1枚1枚描き出し、「澎湖の美しい風景」をテーマに光環境独特の心温まるロマンティックなムードをつくり出しています。空が暗くなるとキラキラと輝くイルミネーションが澎湖の海辺を明るく照らし出し、音楽が流れ出すと華やかなネオンの光が風を受けてゆらゆらと舞い上がって、視覚を刺激する非常に美しい光景が広がり、没入型の音と光の体験や夜光凧のショーなど、さまざまな見どころや驚きが各所に散りばめられています。
デザインチームは今回初の試みとして、澎湖の有名観光スポットである観音亭海浜公園を中心に全エリアの光環境を1つにまとめ上げましたが、この地区は「海風が強い」ことを特色としているため、ライトやイルミネーションを設置するうえでは数多くの課題を乗り越える必要がありました。そうしてようやくパーフェクトな光のパフォーマンスを実現し、コンサートの際にステージ上のイルミネーション作品が音と光の素晴らしい相乗効果を生み出して、風を追うミュージックフェスティバルのテーマを存分に表現するとともに、多くの旅行者たちに澎湖の風景とこだわりぬいたイルミネーションデザインの素晴らしさを伝えることに成功したのです。