夏の日の「清涼、静けさ、省エネ」といった要素とブランドイメージを形作るため、仲夏期の台湾の北回帰線周辺区域の観光を促進する活動が行われました。本所、交通部航空港湾局および中華郵政会社等の主催で、6月21日午後6時30分から8時30分までの間、台湾最古の灯台が「台湾夏至235～漁翁島灯台緑地音楽会活動」を開催し、延べ300人余りの観光客と地元の住民が集まり、調べに耳を傾け、幸福でロマンチックな夜を過ごしました。
昨日は、陽光が降り注ぐ、晴れ晴れとした天候で、澎湖八景の一つとして有名な「西嶼落霞」の黄昏の美しい情景は格別に感動的でした。漁翁島の灯台から夕焼けの輝きに、その場を訪れていた観光客たちから次々と賛嘆の声があがりました。今回の活動は、緑地音楽会という、ロマンチックかつCO2低排出の方式を用い、交通部が推進する灯台観光促進と協力して行われました。夕方6時51分の日没の時刻には、西嶼鄉長の許月里が、近来、最も力を入れている観光局のマスコット・キャラクター「Oh! Bear」と手袋をはめてハイタッチをすると、その瞬間、海上の漁船の仕事を守る灯台の光線が、観衆の期待と歓呼の中、ゆっくりと点滅し、本活動の一番の盛り上がりを見せました。
 
本活動では、台北アリーナにおいて開かれた「フォークソング40コンサート」にも出演した澎湖のフォーク歌手、愛称「カラス」の陳宏銘さんがメインの歌手として特別に招待され、一時間半にわたり、歌を披露しました。「西嶼の響き」、「忘れられた時間」、「風の中の早朝」、「お祖母ちゃんの澎湖湾」、「オリーブの木」、「澎湖は私たちの故郷」等、人々に口ずさまれてきた、琴線を揺り動かす何曲もの歌が歌われ、その場で耳を傾けた観光客を、ロマンチックな雰囲気の中で陶酔させずにはいませんでした。このほか、音楽会は、特別なステージを企画しました。それは、「台湾夏至235」をテーマとした、光のアートパフォーマンスです。その内容は主に、「地理空間―北回帰線」および「季節時間―仲夏」から着想されるものとし、北回帰線が通るエリアの景勝を組み合わせ、躍動的な音楽と音符をあしらい、最も美しい光のアート効果を作り出し、一風違った表現法で、漁翁島灯台の夜の情景を浮かび上がらせました。
本所は、観光局の年度計画「2015台湾夏至235」シリーズの本活動を通して、活動のブランドを樹立し、国際的な販促市場への参入を目指していいます。この活動では、「北回帰線の麗しい島―台湾」を形成し、北回帰線周辺の都市を同時にまとめあげ、観光客の旅行意欲を惹起し、海外の旅行客を澎湖に積極的に呼びこみ、北回帰線沿線の亜熱帯と熱帯の交差する海洋の島々の妙なる仲夏の風情を体験してもらうことを目指しています。