大自然が生み出す絶景は、常に人々を驚かせます。その一つであるモルディブの有名な「アズール・ウィンドウ」の海蝕門の美しい景色は、毎年非常に沢山の観光客を魅了していましたが、現地時間の3月8日、暴風雨によって崩壊。以降人々の眼前から消え、在りし日の美しい景色を思い出すことしかできなくなってしまいました。

人々を感嘆させる美しい景色はこのように儚いものなのかもしれません。澎管処の方正光処長は、神様が「青い窓」を閉じてしまわれましたが、澎湖にまだ「鯨の穴」があると述べました。「鯨の穴」は元々海に立った玄武岩の崖で、海水による浸食作用を経て現在の「海蝕アーチ」になり、外観が鯨の頭が水面から出ている姿に似ていることで有名です。「アズール・ウィンドウ」のような崩壊の運命をたどってほしくはありませんが、大自然の力は予測不可能です。鯨の穴のような特殊な地質景観を澎湖でも間近に観賞することができ、訪れてみる価値十分です。

鯨の穴の他、小門嶼の島全体の面積はわずか0.5km²ですが、その地質地形景観は澎湖群島の縮図であり、野外地質教室と言えます。ここでは、球状の構造の多孔玄武岩が見られ、小門嶼の層の特殊な鉄質の石英砂岩、鉄質の粘土層、動物の化石が混じった灰殼岩、さらに流水の浸食を受けた小悪地地形など、多様な地質景観が広がっています。

もちろん小門嶼には蜂巣田式の菜宅(畑を囲む石垣)、石敢當といった文化的な特色あふれる景観もあり、さらに、「小門地質館」では澎湖の地質の不思議について知ることができ、絶対に見逃せないスポットです！

その他、「観光地にゴミを残さない」、「ゴミを捨てない」政策を実行するため、今年3月から管轄エリア内の一部の観光地のゴミ箱を撤去します。澎管処は、旅行客の皆さんに、美しい景色の思い出だけを持ち帰ってその他は持ち帰らず、足跡だけを残してその他は残さないよう呼びかけています。旅行環境の質を維持するためには、皆さんの協力が必要であり、これは一人一人の責任でもあります。旅行客の皆さん全員がマナーを理解したすばらしい市民であり、モラルの力を発揮して、ともに大自然の環境を守っていけることを願っています。