虎井嶼の全島は、東山と西山に分かれ、村落は二つの山の間に広がる平坦なエリアに位置しています。東山は現在、軍事管制区で、対外的には開放していませんが、西山は国軍が撤収した後、虎井西山公園として整備されました。
西山公園で最も目を引くのは、大型の漢白玉観音とさまざま姿の十八羅漢でしょう。この観音像は、香港で暮らすこの土地の出身者が故郷の虎井に希望したもので、中国大陸の職人によって彫り上げられたものです。表情や衣装の生き生きとした曲線が特徴です。当初は観音像が大きすぎたことで直接この地に運ぶことができず、後に三つに分割して虎井まで運び、この地で再び組み立てました。
虎井西山公園を散步すると、道端の茂みに数多くのリュウゼツランを見かけることでしょう。リュウゼツランは干ばつに強く適応力に優れ、澎湖で頻繁に見かける植物ですが、先のとげには注意が必要です。かつては、海岸線を防衛する目的から、リュウゼツランを植えていました。
アクセス情報
23°29'22.92000"N 119°30'41.43600"E