七美人塚は澎湖県七美郷、南滬港東南方向約500メートルに位置にあります。ここには貞節に関する悲話で知られる遺跡があります。七美嶼における重要な観光スポットであり、“七美”という地名の由来にもなっています。七美人塚の傍には二つの石碑がありますが、左側は日本人が建てたもので、右側は七美人塚の由来と歴史を記した歌碑となっています。七美郷の人々は七美人の魂が宿るとして、この傍に七つの小屋を建て、お墓の前には化粧品を備えました。
明の時代、この時、島の男たちはみな漁に出かけて、老人と女性、子供だけが残っているとき、盗賊たちが七美の南海岸から上陸し、近くの山で農作業をしていた七人の女達が襲われ、最後には貞操を守るために井戸に身を投じたという言い伝えが残っています。またその後、村人たちの手によって井戸は埋められましたが、後にそこから7株美しい香楸樹が生えてきたと言われてます。1949年には劉燕夫県長と何志浩将軍が弔いに訪れ、感銘を受けた何将軍は七美人のために詩を捧げ、石の上に刻まれました。この七美人の悲しい物語は語り継がれ、今では「七美人貞節園」という公園に整備され、毎年大勢の旅行客が訪れ、祈りを捧げています。
アクセス情報
23°11'45.61368"N 119°25'30.67500"E