澎湖観光エリアが正式に設立、交通部の王国材部長は「観光振興の時が来た、澎湖観光のさらなる盛り上がりに期待」
111-07-16
資訊組
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交通部観光局澎湖国家風景区管理処(以下「澎管処」という)はデジタル観光をベースに「潮澎遊」というブランド名で澎湖の持続可能な観光を推進しており、7/16に澎湖観光エリアが正式に誕生。交通部の王国材部長・観光局の張錫聡局長・澎湖県の頼峰偉県長・楊曜立法委員・劉陳昭玲議長および澎管処の許宗民処長が招かれその瞬間に立ち会い、王部長は「観光振興の時が来た。澎湖の観光が引き続き海上に浮かぶ宝石のように美しい輝きを放ち続けていくことを期待する」と述べました。
交通部は観光産業の高度化に全力を傾けており、王部長は祝辞を述べるにあたって、観光エリアの設立後は食・宿・遊・購・行の資源を統合するとともに、共同マーケティングを通じて世界的なブランドを立ち上げ、観光産業におけるサービスの品質を向上させ、地元澎湖ならではの観光をよりディープに、深く掘り下げ、根付かせていきたいと語りました。
王部長はさらに、「ここ2年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて観光産業が落ち込み、皆とても苦労していることと思う。産業界のコロナ過における努力にも大変感謝している。コロナの長期化に伴い、世界の潮流はコロナとの共存へと移行しつつあり、台湾も徐々に入境規制の緩和へと向かうことが予測される。今は観光の重要なターニングポイントであり、澎湖の観光業者らが力を合わせ、グルメや美しい景観を統合して国内外に積極的にアピールし、共に観光を盛り立てて行ってくれることを期待している」と指摘しました。
また、彼は澎湖観光エリアが設立された後はエリアの運命共同体である蔡総召集者・2名の副総召集者・総幹事・各組の召集者および全てのメンバーが共通認識を図り、澎湖の観光のために献身的に尽くして、持続可能な観光の推進に邁進していくと述べたほか、国内の人々に澎湖への旅行を呼びかけました。澎湖への交通は航空便のほか、導入を目指し長年政府に働きかけてきた澎湖渡船もいよいよ来年から徐々に運行が開始される予定となっており、航空輸送への集中を緩和するとともに台澎間の海上観光の発展も促進される見込みです。
交通部観光局の張局は、台湾各地の観光エリアが各々積極的な取り組みを行っていると述べた上で、澎湖は独特で希少性の高い美しい自然景観や豊かな海洋資源、長い歴史のある文化や風習などを有し、春のカモメ観賞・夏の石滬・秋の奇岩・冬の古跡巡りなど、四季折々の特色ある観光が楽しめることを強調。さらに毎年100万人以上の人出を記録する国際花火大会や風を追うミュージックフェスティバルの開催に合わせて訪れれば、春夏秋冬いつでもベストシーズンであり、ローカルであればあるほどグローバル、様々な顔を持つ澎湖をじっくり満喫してほしいと語りました。
観光政策をより民衆の期待と業者らのニーズに沿ったものとすべく、観光局は同日、イベント会場にて地元澎湖の100近い「食・宿・遊・購・行」の観光業者が従事する各業界を代表する来賓を招き、地元業者らとの座談会を開催しました。地場産業の代表者からは活発な意見が飛び交い、業者らは澎湖の自然や歴史・文化および地質に関するディープな旅をもっとアピールして、デジタルマーケティングを強化し、人材育成をサポートするほかインフラ整備に対する補助を行って、旅行に対する志向が異なる様々な客層をもっと引き込み、澎湖観光のオフシーズンを短縮させることを提案しました。
王部長は業者らの意見を聴取した後、観光業界が澎湖の観光や産業の現状や実際のやり方を最も理解しており、それゆえに澎湖は独特な観光の魅力を有し、台湾で最も国際的な魅力を有する6つの景勝地の1つにも選ばれていると述べました。また、彼は業者らの意見を広く取り入れて実際の運営ニーズに沿うよう既に観光局に指示したことを明かし、業者らの積極的な提案を求めるとともに、観光局と風管処が前向きに対処していくことを表明しました。
イベント会場では澎湖観光エリアの食・宿・遊・購・行などのメンバーがそれぞれ展示・販売を行い、潮澎遊提携商品の「澎福古棗味」をはじめ旅行産業や外食産業代表の「雄獅旅遊(ライオントラベル)」・「海底漫歩(SEA WALK)」・「海口峰水産」・「太祖堂澎湖一條根」や青年のUターンおよび地方創生団体の「海的時候」・「年年有鰆」・「島編有潮事」・「幸福山海味」など10の地元業者のバラエティに富んだ澎湖ならではの観光ブランドがずらりと並びました。澎湖観光エリアの設立を通じて澎湖をさらに深く掘り下げ、より多くの観光客を澎湖に呼び込むことが期待されます。