澎澎灘は白沙郷に属しており、ちょうど鳥嶼と員貝嶼の間に位置しています。海流によって、吉貝島と鳥嶼、そして員貝嶼などの砂が鳥嶼の外海にまで流されて、そこで堆積し、天然のとなりました。
そして、1986年の台風14号によってビーチの島が生まれ、この時から澎澎灘は満潮時にあっても水没しなくなりました。その後、絶え間なく堆積が続いたことで、今ではその端の部分が次第に鳥嶼と繋がるようになり、干潮時には歩いて渡ることができるようになりました。
澎澎灘は細長い形状で、純白のサンゴの屑や貝殼、石英などで構成されています。その端は潮の流れの影響によって形を変えており、白い龍のしっぽが海の中で揺れている様子を彷彿とさせることから、「活龍灘」とも呼ばれています。澎澎灘では、シュノーケリングやバナナボート、水上バイクなど様々な体験ができるほか、「透明な丸木舟」やサーフィンと丸木舟を組み合わせた「スタンドアップ・パドルボード」も楽しむことができます。
人気の水上スポーツのほかに、生態保育エリアの澎澎灘には、毎年4月から10月にかけて、ベニアジサシ、オニアジサシなど、多くのアジサシが繁殖のため飛来します。このため、澎湖県政府は、沙洲の3/4の区域を海鳥保護区に定め、行楽客の立ち入りを禁止して、鳥類の自然生態を守っています。
アクセス情報
23°39'32.54400"N 119°38'22.92000"E