白い壁に緑の屋根瓦が色鮮やかな二階建ての建物、ここは澎湖水族館です。澎湖の白沙郷岐頭村に位置しており、水産試験所が拡張したものです。館内は、浜海の生態、岩礁の水槽、海洋の生態などのエリアに分かれていますが、なかでも注目されるのは長さ14メートルのアーチ型の海底トンネルです。トンネルの中をゆっくりと進む中で、さまざまな海底の生物を目にすることができます。館内には生き物に触ることのできる池やエサやりのほか、毎日午前と午後の二回、見ごたえのあるショーが用意されており、海洋生物と飼育員の楽しいやり取りを見ることができます。
水族館の正門の向かいには、まっすぐ台湾海峡に向かって海に伸びる防波堤が見えてきます。当初、日本の真珠養殖会社が養殖場を設けた時、堤防を波の形状にデザインしたことで、行楽客に人気の撮影スポットとなりました。もっとも、青い海で写真を撮りたいときは、先ず潮の干満の時間を確認する必要があります。満潮の時でなければ、足元は泥沼です。
水族館の東側には、潮の干満差を利用して設計した岐頭親水公園があります。ここでは潮間帯の散策を楽しむことができるほか、円形の水遊び用のプールや、児童遊楽施設もあり、子どもから大人までともに潮間帯の生物を観察し、レクリエーションに興じることのできる場所です
アクセス情報
23°39'6.80400"N 119°36'28.44000"E