ムスリムフレンドリーなツーリズム環境を整備し、澎湖地区の観光産業の多様な発展を促進するため、交通部観光局澎湖国家風景区管理処（以下、「澎管処」）は2018年3月20日（火）午後2時より、澎湖ビジターセンターにおいて2回の支援・認証説明会「ムスリムフレンドリー澎湖湾ツアーキックオフ」を開催いたします。
 
世界のムスリム人口は約17億人であり、世界の人口の5分の1を占めています。世界各国が重視し、開発に力を入れている観光・旅行市場であり、潜在力は無限大です。また、マスターカードが発表した最新の「CrescentRating Global Muslim Travel Index 2017（GMTI 2017）」によれば、2020年にはムスリムの旅行者が1.56億人にまで増加し、全世界の旅行市場の10%を占めることになります。また、旅行目的地としての評価では、台湾の2017年の順位は第7位ではありますが、宿の選択・礼拝室へのアクセス・空路の交通接続・ムスリム旅行者向けの旅行案内の4つの指標において高得点を獲得しました。GMTIで見た台湾の成長率は、非イスラム旅行国上位10か国の中で第2位となっています。このような状況に鑑み、ムスリム向けツアーという新興市場を開発するため、澎湖地区の優れた飲食・宿泊業者のムスリムフレンドリーツーリズム認証の申請を積極的に指導・サポート、またムスリム旅行者向けのサービス品質を確保し、フレンドリーな飲食・宿泊環境を整えることで、より多くのムスリム旅行者の澎湖旅行を呼び込み、澎湖地区の観光産業の多様な発展を促進、経済効果を高めることが、今回の支援説明会の目的です。
 
澎管処の方正光所長は次のように話しています。「今回の説明会は、国際穆斯林観光産業聯合発展協会（International Muslim Tourism Industry Development Association）と共同で開催しています。2回の説明会の対象は、それぞれ澎湖地区の飲食・宿泊・旅行業者が中心です。また、各機関や関連の観光産業事業者にもご参加いただけます。説明会の内容は、事業者のムスリム文化理解への共助、ムスリム向けツアーの発展の分析、そしてフレンドリーツーリズム環境に関連する認証についてです。さらに、今回の説明会を通じて、フレンドリーツーリズム環境の認証プラットフォームの構築に助力し、ムスリムフレンドリーツーリズム認証を取得する動機を高め、その取得数を増やすことで、澎湖をムスリムツーリズムの象徴的な地域とすることを目指しています」。
 
当説明会は無料でお申し込みいただけます。定員は各回80名で、お申し込みは原則としてオンラインフォームおよび電子メールにより受け付けいたします。人数が定員に達し次第、受け付けを終了いたします。お申し込みは本日から3月13日までです。皆さまお誘いあわせのうえ、ぜひご参加ください。詳しいイベント情報は、澎管処ウェブサイトをご覧ください。http://www.penghu-nsa.gov.tw/
 
お申し込み用ページ：https://www.penghu-nsa.gov.tw/OnlineApplyDetailC004300.aspx?Cond=068e4062-6c0b-4356-b8bd-432ffa08e1f4