員貝嶼は白沙嶼岐頭村の東方にあります。嶼全体が丘陵地形となっており、まるで一枚のホタテ貝が水面を覆っているかのように見えます。員貝嶼の北海岸は玄武柱状節理が発達しており、筆や硯に似た形をした場所や、東海岸には平べったい柱状玄武岩がプリーツスカートのように見える場所があり、「一筆一硯一裙（筆、硯、スカート）」と呼ばれる、有名な景観スポットとなっており、玄武岩保護区の予定地に指定されています。村落の後方には小高い丘があり、美しい眺望を楽しめます。員貝嶼を訪れ際には是非訪れて頂きたいスポットです。

浅水歩道 
引き潮時にだけ出現する一本の浅水歩道。草嶼から石敢当までの約4.6キロの道のりを対岸の沙港村まで歩くことができます。浅水歩道はスレート板や砕かれた石、珊瑚礁などによってできています。員貝嶼の先民たちが対外的な道路として使用していたもので、歴史的にとても意義のある海上歩道です。また、浅瀬なので自然生態が豊富で、近年は人気の水遊びスポットとなっています。約2時間の道のりで豊富な海洋世界をじっくり観察することが出来ます。